「構造計画部」では、新しい橋の設計を中心に、耐震補強か架け替えかといった方針の検討から、設計・図面作成・施工計画の立案まで一貫して担当しています。古い橋の場合、今の耐震基準を満たしていないものも多く、「補強するか、新しく架け替えるか」を県と相談しながら決めていくところから仕事が始まります。
やりがいを感じるのは、設計が完成して工事が始まった瞬間です。図面の上だけにあったものが実際に動き出す「いよいよ始まるんだ」という感覚はとても嬉しいです。普段何気なく使っている道路や橋が自分の仕事の対象になるので、大雨などのニュースを見ると「あそこは大丈夫だったかな」と自然と気になってしまいます。地元・山梨の暮らしに直接関わる仕事だと実感しています。
保全計画部では6年間、橋やトンネルの点検・補修設計に携わってきました。保全の難しさのひとつは、古い構造物にはデータがほとんど残っていないことです。「いつ作られたかすら分からない」という橋も珍しくなく、構造を推定しながら点検を進める必要があります。問題のある箇所を見つけ、直すまでの一連の流れに携われるのが保全の面白さでした。
構造計画部はその逆で、何もないところからゼロをイチにしていく仕事です。自分の中に「設計もやってみたい」という気持ちがあり、そのことを話したところ異動の機会をもらえました。異動直後は、慣れない構造計画部の業務と保全時代の災害対応が重なる時期があり、正直ギリギリの時期もありましたが、上司や先輩のサポートのおかげで乗り越えることができました。
子どもが生まれてからは、1分単位で取れる時間休をうまく活用しています。保育園のお迎えや急な通院のときも、必要な時間だけ休んで対応できるので助かっています。上司をはじめ周りの方も子育て経験者が多く、子どもの都合で急に抜けなければならないときも、嫌な顔ひとつせず対応してくれるのがありがたいです。
キャリア面では、技術士とRCCMという資格の取得を目指しています。資格を取れば、管理技術者として自分で判断しながら仕事を進められるようになり、できることの幅がさらに広がります。 子育てしながらの勉強は正直なかなか大変ですが、山梨で長く働き続けるためにも、着実に前に進んでいきたいと思っています。